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フレンドブログ

2009年07月13日

●メンタルヘルスにどのように取り組むべきか。

コンプライアンスがどうして上手に機能しないかというと、この課題に対して法律の専門家の意見を聞いて取り組んだからではないかと思っています。その結果、法令の遵守が何より重要だと考えるようになり、法務部が当事者となるべき課題であるとし、リスクをコントロールするためにはISOを初めとする資格を取得することが大切だという流れになったわけですが、こういう取り組みは成果を上げているのでしょうか。

成果を上げている=何も起こらない、ということなので、はっきりとその効果を測ることは難しいわけですが、依然として起こり続ける企業スキャンダルを見ると、謝り方だけ上手になっていっているようにしか見えないわけです。これは、ちゃんとした企業統治には仕組み作りや資格取得が重要だ、という法律家のアドバイスに基づいた取り組みの失敗を意味するのではないかと思います。

郷原信郎さんが示唆するように、コンプライアンスの問題は、社員個々の誠実性に帰結します。仕組みや資格でなく、ヒトや組織に焦点を当てないとだめだという話で、コンプライアンスを実現するには、良心ある人材の育成と健全な組織運営が肝要であるということです。

今、同じように、メンタルヘルスへの企業の取り組みの多くが、医学的見地からのアドバイスに基づいて行われようとしています。やはり同様に、危機感を煽った上で仕組み作りが重要だとするし、医学的な問題解決を奨励しています。これは、コンプライアンスの失敗と同じになるではないか。やはり根本的には、人材育成と組織・職場環境づくりが大切でそこに焦点を当てなければなりません。でなければ、メンタルヘルス問題が医師の商売ネタとして大きくなっていくだけのように思います。

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